千里ニュータウン

最近、千里ニュータウンについて、若手の研究者からヒアリングされることが増えてきた。3月20日には日本建築学会で「日本最初のニュータウン計画」というタイトルで講演したし、4月23日には、吹田市立博物館が主催する「千里ニュータウン展」(4/22-6/4)では、「千里ニュータウンの開発理念と花鳥風月のまちづくり」と題して講演した。質問に応えていると、まるで「古老」になったような気持ちであるが、ここに来てわかたことは、「古老の話は必ずしも正しくない」という発見である。つまり、もう記憶が曖昧なことが結構あるのだ。詳しいことは、拙著『千里ニュータウンの研究』(関学出版会よりオンデマンドで再刊した)をみてほしい。あれは出来るだけ正確に書いたつもりだ。ところで、最後にまとめはこうしめくくった。
S せっかく、あの頃にたくさんの知恵とお金を投じて
E ええ町を、つくったんや!
N なかなか人気は高いけど、さすがに老朽化しきた。
R 立派にリフォームして
I いつまでもいつまでも大切に住み続けることが
N 人間としての
E 英知というもの。
W わたしたち、外部の人間も
T ともに力を合わせて
O 面白く、楽しく、
W ワイワイ語り合って
N 日本を代表するニュータウンとして、ますますええまちに育てていきましょう!

# by honmachilabo | 2006-05-03 19:30 | 最新情報  

諫早湾に行ってきました

諫早湾の干潟では、よくこうして遊んでいました。1980年頃の写真です。わたしも若かった!諫早湾の干潟は、阿蘇の火山灰が有明海を時計の反対回りに流れ着いてつもって出来たといわれ、とっても粒子が細かいので、気持ちのよい干潟でした。干潟は、よく魚たちのゆりかごなどと言われますが、その柔らかい土壌には生き物を育む無限の力があったのだと思います。一夜に5万羽の鳥たちが過ごすぐらいの生き物宝庫でした。
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# by honmachilabo | 2006-04-20 10:02 | 諫早湾再生復活にむけて  

関学を退職しました。


この三月一杯で、小生はちょうど十年間勤めた関西学院大総合政策学部の教授職を定年退職いたしました。在任中は、ひとかたならずお世話になりまして、ありがとうございました。

四月からは、隔週土曜日の「基礎ゼミ2・まちづくりワークショップ」というのを関西学院大学非常勤講師として担当いたしますが、これは卒業生の綱本武雄、若狭健作さん両講師とご一緒で、メインは彼らで、小生はいわば飾りのような立場です。あとどうしようかしらと、とりあえず自分で「特定非営利活動法人ほんまちラボまちづくり道場」をたち上げて、そこに「就職」することにしておりましたところ、つい最近になって、状況が動き、次のようなことになりました。
① ほんまちラボに「後継者」として総合政策学部教授の長谷川計二教授が名乗りを上げてくださり、大家さんの油谷様のご了解も得て、ラボが新しいかたちで継続される事になりました。今年度は学部として予算措置をとっていないので、同教授の個人研究室として運営される予定ですが、責任者が決まったことで、来年度には総合政策学部の正式の学外施設として再び位置づけられるのではないかと期待しております。
② 『まちづくり道場へ ようこそ』という、本を書き、ホームページを立ち上げたところ、なんと関西の他に関東方面と九州から「入門」のお申し込みをいただき、これは「バーチャル道場」でいけると考えるようになりました。つまり三田の「ほんまちラボまちづくり道場」は一種の象徴?にしてよいということです。
③ じつは、社会人学生の方が小生の就職先のお世話をしてくださり、四月から「大阪人間科学大学人間科学部人間環境学科」の毎年契約更新の「特任教授」というポストで、主として「環境マネジメントコース」専攻の学生に講義や演習を指導することになりました。学生が教授の就職の世話という、まったく有難い時代!です。
ゼミの学生がみんな居なくなったラボに一人でぼーっとしていたら、ほんとに寂しくて、これまで若い人に囲まれていた環境の有り難みが身にしみてわかりました。それだけに、また若ものとのつきあいが続くことをとても嬉しく思っております。もっとも相手の学生さんたちにはポンコツ寸前のジジイでご迷惑でしょうが。
講義としては「まちづくりビジネス入門」、演習として「まちづくりビジネス演習」と「環境デザイン演習」を担当します。じつは今度の大学でも、大学のある摂津市の商店街の中に「ラボ」のようなものをつくっており、地域連携の方向を具体的に模索中で、なんらかの応援を頼まれています。
いわば「ラボ」が小生の一つの「売り」になって評価されたことも再就職につながったようです。だから「ほんまちラボ」とは、これからもいろいろ連携したいと願っております。

全国まちカレの成功と、退職パーティ
 最後のゼミ生が三月四・五日の「全国まちカレ」準備でわたしが走り回っているのに手伝ってくれないとぼやいていたところ、翌週の土曜日に、各地に散らばっている卒業生たちをたくさん集めてパーティをやるという思いがけぬプレゼントをくれました。小生には密かに準備をしていたようでまったく知らずに会場に行ってびっくり仰天。おもわずうるっときました。
関東や九州からも百名近くが駆けつけてくれ、ありがたいことでした。学年は違っても「ラボ」で同じ釜のメシをくい、シルク温泉を味わった仲間といった和気あいあいの雰囲気が漂っていたのがまことに印象的でした。そして、最後のゼミ生たちは、大半が(!)無事に卒業していき、わたしも大学の研究室を明け渡し、ラボもすっきりと片づけているところです。
コンピュータもコピー機も電話も、全部やめたい、というのが長谷川さんの希望で、「静謐な空間」にしたいとのことで、なるへそ、これは新鮮で素晴らしい方針だなと感心しています。

# by honmachilabo | 2006-04-09 08:25  

ほんまちラボまちづくり道場のホームページ

http://honmachi-lab.town-web.net/

# by honmachilabo | 2006-04-02 10:54  

まちづくり道場へようこそ」の書評がでました

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# by honmachilabo | 2006-04-02 10:34  

新しい職場

この4月から「大阪人間科学大学人間科学学部」で、一年更新契約の特任教授という立場をいただきました。ですから、関学の非常勤(基礎ゼミ2「まちづくりワークショップ」隔週土曜日)や、まちづくり道場とあわせると、今までより忙しくなるかも知れません。まあ、退職してボンヤリするのも良いなと思っていたのですが、一度吸ったら忘れられない「若ものの生き血を吸って生きる」場は、やはり魅力があります。阪急正雀駅からほど近いところにあり、薫英女子短大の伝統の上に出来た、創立5年目の小さな大学ですが、なかなか中身はしっかりしていて、教授の先輩には杉本尚次教授(元国立民族学博物館、関西学院大学教授)が居られます。また、建築コースは、なんと卒業後2年で一級建築士受験資格があるというすぐれものです。まだ学生諸君にはお目にかかっていませんが、楽しみにしています。摂津市にある唯一の大学というわけですが、すぐ隣の吹田市には大阪学院大学、関西大学など、また近隣にはたくさん大学があります。いわば激戦区ですが、そのなかでどのような独自路線を出すのか、その点で小生の「ラボ」の経験が評価されたようです。早速自転車を買い込んで摂津市を走ってみましたが、これはなんともわかりにくい、真っ平らで、工場や流通関係や住宅が混在した、ゴチャゴチャしたまちです。小生の最も好きな「いま一つパッとしない町」の典型かな、と思って、興味津々。

# by honmachilabo | 2006-04-02 09:36  

ほんまちラボのこれから

ほんまちラボに後継者ができました!すばらしい!!!!
関西学院大学総合政策学部長谷川計二教授が、ほんまちラボの跡取りとして名乗り出てくださいました。五月の連休からは、本格的に長谷川先生が運営されます。いま、片寄は、ラボの片づけにおおわらわです。では、道場はどうするの?ということですが、な、な、なんと、道場は既に「入門希望者」がネット数名申し込んでこられました。それも遠隔地の方が多いので、そうか、「バーチャル道場」でいける!ときがつきました。そのお一人とは、先日東京でお会いして、なかなかの人物とお見受けしました。いろいろ現実的に解決を必要としている課題を抱えて居られる模様で、機会があれば「現地で」一緒に何かやれると良いな、と考えています。したがって、三田市内のほんまちラボの場所にこだわる必要はとくになくなってきました。

# by honmachilabo | 2006-03-31 08:48  

ほんまちラボからの発信

これまでの出版物です。

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地図は、こちら。

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# by honmachilabo | 2005-11-10 07:36 | 最新情報  

まちづくり道場

このほど、良き「まちづくり人(びと)」を育てるための「まちづくり道場」を、兵庫県三田市内に設立しました。

これは、1997年以来わたしが中心になって設立運営してきた関西学院大学総合政策学部都市政策コース野外実習場「ほんまちラボ」を引き継ぎ、「特定非営利活動法人ほんまちラボまちづくり道場」という名前で、築200年の神田惣兵衛旧宅を舞台に展開するものです。

 まだ「さて、どうしよう」という段階で、少し具体的に動き出してから運営の方向などを考えたいと思っています。

すでに神戸市内のある商店街から「若もののアイディアが欲しいのだが」という要請がきています。

ジャンルは道場主の守備範囲を反映して「まち」系から「自然」系まで何でもありです。年齢性別を問わず関心のある方はとりあえず「稽古生」として登録の申し込みをしてください。

 登録料は無料ですが、報酬もありません。また懇切な「指導」もしませんが、できるだけご一緒に活動する場を用意しますので、そこで自らを鍛えていただくという方法をとりたいと思っています。

ご自身のやりたいこと、やれることなどを少し書いていただき、その上でお会いして語り合ってから仲間に入っていただくという道筋を考えています。

 関西学院大学地域・まち・環境総合政策研究センター(センター長・関根孝道教授)とは密接な協力関係で活動する予定です。(2005.11.3)

           〒669-1533兵庫県三田市三田町28-24
           特定非営利活動法人ほんまちラボまちづくり道場
                道場主・片寄俊秀 かたよせとしひで

# by honmachilabo | 2005-11-10 07:29 | 最新情報