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阪急武庫之荘駅南口の桜

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今年も散ってしまったが、この駅前の春の景色は、いつもながら、いい。わが国には桜好きの人が多くて、植えてはいけないようなところにまで、やたら植えたがる人種がいるので、やめたほうがええ、とけちをつけるようにしているのだが、やっぱり満開の桜を見ると、うきうきして和んでしまう。なかでもこの阪急の武庫之荘駅南口の桜は大好きだ。駅に向かうときも、降り立ったときも、素直にほっとする。この駅のすばらしさは、駅前に高層ビルが全く無いことだ。大阪のがちゃがちゃした雰囲気を逃れて、この駅にたどりつくと、駅前ビル場度に邪魔されることなく、満開の桜がわたしを迎えてくれるのだから嬉しくなる。住まいの近所に戻って「ほっとする空間」が、駅前にまで広がっているのだから、すごい。正直に告白すると、ここに「都市計画的な合理性」と「住む人の気持ち」との乖離があることに、この歳になってようやく気付いたのだから、自分がなんとも阿呆なプランナーであったと思う。
「住む人の身になった」つもりでニュータウンのプランニングなどをしていたとき、大都市の仕事場から戻ってくる大勢の人を、どうさばくか、という視点から考えて、駅に近いところに住まいを高密に配置すれば、歩く距離が少なくて、みんな喜ぶだろうと思っていた。そして、大勢の人が通り過ぎる駅前地区は、商業施設にとっても効率がいいし、住む人にとっても便利で快適だ。だから当然そこに高層の商業施設や業務施設、娯楽施設などがあっていい、静かな低層建築の空間は駅から離れたところにつくったほうがいい。これが都市計画の合理性というものだと、勝手に解釈して得意になっていた。がさがさごちゃごちゃしていないまちの住み良さなど、当時の自分には、全くわかっていなかった。
おまけに、この南口にはすぐのところの一等地には、なんと2枚の田んぼが現役で存在している。じつは、この地区はちょっと前まで、駅からずっと続いて一面の田んぼが広がっていたのだ。この田んぼに、もうすぐ田植えのために、井戸水がポンプアップされて入るのだが、そうするとたちまちカエルの合唱が始まる。駅をおりてすぐに聞く、この声がまたいいのだ。これぞほんものの「田園都市」!
冬眠していたカエルくんたちは、トラクターが入って掘り起こされたとき、どうしていたのだろうか。おそらく大半は、そのときを狙っていたカラスにやられたと思うのだが、にもかかわらず、2-3日たつと猛然と大量のカエルくんが鳴き出す。種類はシュレーゲルアオガエルなのか、単なるアマガエルなのか、トノサマガエルなのか、調べたこともないのだが、ともかくあのトラクターがやってきたときに、どこかに潜んでうまくやりすごしたのだろう。毎年目を凝らして観察しているのだが、わからない。

by honmachilabo | 2010-04-20 21:39  

吹田観光講座

最近は「観光ブーム」というべきか、「観光」と名づけると、結構人が集まる時代らしい。先日は千里ニュータウンで「千里ニュータウンはすばらしい観光地」と題したフォーラムになんと200人ちかくも集まってこられた。ついで吹田市の「まち案内人養成講座」が衣替えして「吹田観光講座:吹田アーバンツーリズム」と名づけたら、予定をはるかにオーバーする70人近くの応募があったとか。で、その講師をつとめたのが、なんとこの小生である。大仏さんが手のひらを上に向けてお座りになっていると、わざわざやってきた老若男女がしっかりとお金を置いていってくれるという、まさに究極の観光地ともいうべき奈良市に育って、その後大学と大学院では都市計画の研究の一環としてレクレーションと観光の研究をテーマにした。当時、そんなものは研究にならんとされていた分野であったが、師匠の西山せんせいは、これは大事な分野だからと、先頭を切って研究展開されて折、それについていった。その後ずっと後になってから長崎で研究者として本格的にスタートするにあたって、ふたたび「観光」自分の重要なテーマに据えた。なんといっても観光地長崎であるし、九州には名だたる観光地がずらり。なかでも雲仙と由布院はすっかりお世話になった。どこもたいへん困難な状況におかれていたが、どうすればいいかと途方にくれて温泉につかってボーっとしていると、何故かいい智恵が次々と生まれた。わたしの提案がものやコトになったのも結構ある。あの怒涛のようなペースで行けば、発音の同じトシヒデさんに続いてノーベル賞までいったかもしれないのだが。
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by honmachilabo | 2010-04-20 18:01  

大学院修士課程をおえて地域おこし協力隊へ

学部2年生のころから小生にくっついて、尼崎の三和市場や正雀の商店街や、そしてみつや交流亭、さらに大阪市今里の木造密集市街地などでまちづくりやまちおこしに活躍し、地域の人々と大いに交流し、いろいろ頼りにされ、さらにはワラジ履きで厳寒のシベリア鉄道で大陸を横断してヨーロッパを征服するなど、一回り大きく育った大学院生の中井さんが、修士論文「木造密集市街地の防災まちづくり計画に関する研究~大阪市東成区大今里連合町会地区を事例として~」を完成させて無事修士課程を修了されました。小生としては、このトシで、これほど小生とよくつきあってくれた若ものとの出会いに恵まれたことを、心から感謝しております。
そして彼は、地域再生マネージャーの斎藤俊幸さんから寄せられた情報を受けて、高知県本山町が募集していた「地域おこし協力隊」に応募。見事採用されて赴任していきました。傍から見ても、あれだけ誠実に地域に密着できる逸材を採用しないはずはないとにらんでいましたが。地元ではその就任式典の様子をNHKテレビが放映した模様です。これまでになかった新しいスタイルの「むらおこし」なので、これからも全国区でいろいろニュースが流れてくるのではないかと期待しています。北海道の寒村の同様の募集には6人の募集に77名が応募、13倍という高率であったとのことでした。これからの中井さんの活躍が楽しみです。というより、そろそろ「初ガツオ」の季節だなあ、ドロメもいいな、土佐鶴もいいなあ、竜馬のところも久々に訪ねたいなあなどと、例によってまたよからぬことをたくらんでおります。もちろん中井さんのお隣に座っている美女の存在も気になっていないわけではありません。フツーならこれが縁でなにかコトがおこる・・・いや、あいつにかぎってそれはありえない・・・というのがこれまでの常識でしたが、さて・・・
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読売新聞2010.4.6の記事
移住募り まちおこし隊 本山町9人委嘱 新視点で魅力再発見を 特産品開発など意欲

今西町長(右)から委嘱状を受け取る隊員(本山町の町中央公民館で) 本山町は今年度から、都市部の若者らを移住者として招き、非常勤職員として特産品の開発などに取り組んでもらう「地域おこし協力隊事業」を始めた。5日、海外ボランティア経験者やシステム開発従事者ら多彩な経歴を持つ9人が隊員として赴任。「インターネットで情報発信し、町のファンを増やしたい」「若者が魅力を感じる町に」と早くも隊員の意気込みは十分で、町民の間には、過疎、高齢化が進む町の“救世主”としての期待が高まっている。

 協力隊は、過疎地域の活性化のため、2009年度から総務省がスタートさせた「地域力創造プラン」の一環。最盛期には1万人を超えていた町の人口は、今年3月現在で、4020人と半分以下にまで減少。総人口のうち65歳以上の人口が占める割合を示す高齢化率も約40%に上り、隊員には、農林畜産業の振興や特産品の販売促進などの活動に取り組んでもらう。

 町は1月からホームページなどで隊員を公募。全国から19人の応募があり、書類審査と面接で、新卒者4人を含む23~54歳の男女9人を選んだ。町の臨時職員として採用し、任期は3年。住宅は無償貸与し、月約16万6000円を支給する。 この日、町中央公民館で開かれた委嘱式では、今西芳彦町長が一人ひとりに委嘱状を手渡し、神奈川県川崎市から移住した青年海外協力隊の経験がある原田友彦さん(33)は「町から学び、町に貢献するという気概を持って取り組みたい」と意気込みを語った。

 泉祐司・町企画室長は「新たな視点で町の魅力を発見してもらい、将来の若者の定住化につなげていきたい」と期待していた。隊員は約2か月間、町内の森林組合や農業公社などを見学し、希望する分野で活動を始める 町は隊員1人を追加募集。都市部(主に関東、関西、中部地方)に住む20~60歳の男女が対象で、普通自動車免許(マニュアル)取得などが条件。9日締め切り。問い合わせは町企画室(0887・76・3916)。

斎藤さんによると、勤務時間は原則として月曜から木曜までの週30時間!とのこと。これはいろいろなことができそうだ。とりあえず「暖炉とサウナづくりプロジェクト」をすすめておいたのですが。

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by honmachilabo | 2010-04-07 02:13