三和市場「オレ流どんぶり」プロジェクト

関学、関大、流通科学大、甲南大、甲子園大の大学合同での三和商店街再生プロジェクトでは、3年連続で三和市場を担当し、今年が最終年となります。「基礎ゼミ2」の受講生たち3人が、関学のリサーチプロジェクトで発表してくれました。当初は、ここまで落ち込んでいる三和市場をどうすればいいの、と途方に暮れていたわれわれですが、学生たちの発案で成功した「オレ流どんぶり」プロジェクのおかげで、少し何か見え始めたような気がしています。もちろん、第一期ゼミ生たちが継続して参加してくれたことが大きいですが、彼らが進んで参加してくれた理由は、市場の衆に惚れ込んだ、ということでしょう。市場の人間力をどう活かすか、が基本だという考えは正しかったように思います。
おかげで、市場の衆にもだんだん受け入れられて、今年は10店が参加されました。この勢いをうまく発展させることができるといいのですが、なお、「タダで全面建替えが出来る」という、あるコンサルタントが与えた「幻想」から、店の人たちが抜け出しきっていないので、予断はゆるせません。この世の中にそんなうまい話があるわけがないのは、冷静に考えれば当たり前なのですが。
小生の提案は、角地の空き店舗を改装して、おしゃれなカフェテラスをつくることからスタートというものですが。そのアイディアはストックホルムで見た、ちょうど同じ規模の市場の店舗構成が、小売りと飲食店がほぼ同数あって、共に賑わっていたことにあります。(写真下)
荒尾市で成功している主婦たちグループによる「日替わりシェフ」の食堂がとても感じがよく、1食800円というかなり高めの値段設定が成功して、内容的に満足感を与え、毎日利用しているご近所の方や高齢者がたくさんおられるのを目の当たりにしたのもヒントになっています。(写真上)
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わが国の外食事情が、近年かなり変わってきていることと、市場の人間力とをつなぐところに展望がありそうに思うのです。下の写真は、ストックホルムの市場風景。ちょうど三和市場ぐらいの規模ですが、半分以上が飲食店になっていて、開店は9-10時、閉店は5-6。これも三和と同じ。外食でおひるを過ごす人をひきつける道の一つは、市場のもつ力を反映した毎日のメニューの変化ではないかと、丼食堂の状況を見て考えました。
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by honmachilabo | 2006-11-22 10:01 | 商店街再生  

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