「摂津七変化プラン」

真夏の夜の夢:現代GPでの摂津リーフレット作成計画案 
             片寄俊秀2006.8.10
このくそ暑いさなかに、「知恵熱」が出たとでも申しましょうか、寝起きに突然頭が動き出して、この「大都市圏の掃き溜め」みたいにしかみえない摂津市の持つさまざまなポテンシャルを、テーマ別に掘り起こすことで、将来的には、すばらしい「せっつミュージアムシティ」を実現するという構想につなげる方向で、年次毎にリーフレットを作成し、最終的に集大成してはどうかということを思いつきました。
3年間で7冊。内容の作成はそれぞれのチームで進めるが、小生としてはその編集作業を、担当の「まちづくりビジネス入門」および「まちづくりビジネス演習」の中心的な教育課題として参加したい。またそれぞれに、市民の方々と専門家にアドバイザーとして参加してもらうことで、よりレベルの高いものに仕上げたいなどと考えてみました。

◆下町・商店街ミュージアム特集(2006年度?)
 正雀を中心とする下町地区の徹底調査と可能性の探求。大規模店舗にはない、下町の魅力と商店街のポテンシャルを活かす将来構想にまで言及する中心市街地特集。

◆リバー&水辺ミュージアム特集
 淀川、猪名川、大正川、山田川、正雀川などの大河川から中小河川そしてどぶ川まで見事に揃っており、これほど揃った町は珍しい。これらの水質調査、生き物調査、災害安全調査、そして安全で美しい水辺をつくりだすための将来構想までふくめた特集。

◆レイルウェイ・ミュージアム特集
 新幹線、JR、阪急、モノレールそしてそれらの車庫、操車場など、「てっちゃん」(鉄道キチ)にとっては、そこに暮らすなんてまさに垂唾の的である憧れの摂津市。これをいかに表現するか。ミニチュア博物館づくりも展望したい。

◆ものづくりミュージアム特集
 アグリとものづくりとテクノを総合する。鳥飼の農業、銘木団地のものづくり、そしてシオノギとダイキンを初めとする大中小の生産基地。それらの現状と課題、そして可能性、地域との関わりなどの特集。メシの種特集とでも申しましょうか。

◆福祉ネットワークミュージアム特集
 摂津市に蓄積されてきた、福祉の伝統とこれからの「福祉のまちづくり」の方向を模索する特集。ここでいよいよ福祉系とのコラボが進みます。

◆土地に刻まれた歴史ミュージアム特集
 太古の時代からの、淀川の流域全体の地形変化を映像で表現し、その過程で、人間がどのような営みを展開してきたか、近年の発掘成果から、現代に残る近世社寺や近代建築へとつなげていく、壮大な歴史ドラマの特集。出来ればGISをつかって映像表現したい。

◆摂津アートフェスタ・新都心ミュージアム
 まちと人々の暮らしをおおらかに包み込むアートの世界の創造、その中心拠点としての新都心特集。

これら七つの特色あるミュージアムをもつ「せっつフィールドミュージアムシティ」構想
全部そろえば「摂津七色変化」。「せっつ」はSETTE(7)に通じ、ラッキーセブン!そして、夢のある七色のレインボープラン!

by honmachilabo | 2006-08-12 10:25 | 観光とまちづくり・片寄論文  

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