台湾の町並み保全を訪ねて

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東大教授であった故北澤猛さん(実務に明るく気さくな人格者であり、まったく惜しい人物であった)をしのぶ会の席で、全国町並み保存連盟が台湾の町並み保存グループと現地で交流する、という話を伺った。台湾の受け入れ先である歴史資源経理学会の丘先生と町並み保存連盟の山本さんがお世話してくださるというので、思い切って参加を申し込んだ。以前1997年に台北で開かれたAWPNUC(アジア西太平洋都市保全学会)に、当時関学の学生たちを引き連れて発表参加したことがあるが、そのときにたいへんお世話になったのが、現在台湾歴史資源経理学会の執行秘書をつとめるヴィッキー(丘さんの娘)であり、今回もまた全て彼女にお世話になった。
 丘先生は、これまでもしばしばわが国の町並みゼミに来ていただいており、台湾の歴史的な町並み保全推進の第一人者として活躍されてきた。今回は彼女の援助で台湾の各地で進められてきた町並み保全再生事例の一端をみせていただいたが、そこには、何よりも地域住民の暮らしを守りつつ町並みを保全するという丘先生の哲学が、すべての地域でしっかりと根付いていることに感銘を受けた。
 ツアーは、大半が現地の人々との意見交換で、講演とシンポジウムの形式であり、物見遊山どころか、じつに忙しい旅であったが、台湾の若い人々が町並み保存と村おこしに実に熱心に取り組んでいることに驚いた。日本では町並み保存に熱心なのは一握りの年配者という構図になりつつあり、これはいかんと大いに反省した。
 ペイトウ温泉では、あの第二次大戦末期に日本の関東軍に対して「国共合作」を実現して対抗すべく努力しながら、台湾に拉致され、つい近年まで幽閉されていた張学良氏の居所が料亭になっていたのに驚いた。
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by honmachilabo | 2010-07-11 15:48  

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