卒業の季節

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シュウカツで思い切りいろんな企業を見てきたゼミ生の篠原氏は、表向き実力主義を謳いながら、じつは厳然たる大学間差別があることをいやというほど知り、では学歴差別をしないという天下の朝日新聞はオレの実力をどう評価するか、と卒業記念に「声」に投稿したとのこと。結果はこのようにきちんと対応してくれたので、まだ朝日は見所がある、と嘯(うそぶ)いていた。この文章、本音がどこにあるのか今ひとつよくわからない不思議な文章だが、おそらく、こんな物分りのいい若者もいるのだ、と担当者がびっくりして採択したのだろう。ともかく「声」欄のトップを飾ったのだから、見事なものだ。この問題、私の意見としては膨張を続ける国防費の削減しかないと思っているのだが、もしそれを言い立てたならば決して「声」に採択されなかっただろう。世の中の状況をよく見て、「掲載させること」に狙いを定めた、なかなか巧妙な文章ではある。篠原氏は、いつの日かライターとしてメジャーデビューを狙っているらしいので、まずはルーキーとしてのあざやかなデビューにお祝いを申し上げたい。ただ、この調子で正体不明路線狙いばかりしていると、早めに老成してしぼんでしまう恐れがある。これから社会で揉まれる中で、やはり自分の中身をしっかりと磨いて、いつかは本音で勝負してほしいと思う。とはいえ、近年めずらしいなかなかの個性派。声がやたらでかくてうるさくて、しばしばへきえきしたけれど、結構まともな議論もできて、結論的には頼もしい、うい奴ではあった。人生これからだぜ。期待してまっせ!

by honmachilabo | 2010-03-25 00:11  

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